2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

CEFRの日本への文脈化についてのシンポジウム

京都大学人間・環境学研究科外国語教育論講座 日本フランス語教育学会 JACET教育問題研究会 「グローカル時代の外国語教育」研究グループ日時:2011年7月23日(土) 会場:京都大学人間・環境学研究科棟 地下講義室(吉田南キャンパス) http://www.kyoto-u.ac…

第8章 言語学:言語組織の記述その他を行う科学(言語学者でない人のための付録)

第8章 言語学:言語組織の記述その他を行う科学(言語学者でない人のための付録) 言語学は正式の学問としては,特にアメリカの学界に関するかぎり,非常に新しい学問分野である。アメリカ言語学会は1924年になってはじめて設立された。世界で一番古い言語学…

第7章 応用言語社会学

応用言語社会学は,言語社会学を豊かにし,社会における言語問題の解決をたすけることを目的とする。近年の言語学は,文字を持たない人々のために文字体系をつくることに関心を傾け,これは世界に対する言語学の貢献である。言語学者や,あるいは他分野の専…

第三章 交際を扱う言語社会学:ミクロとマクロ

言語社会学は,言葉の交際における変異の社会的パターン化に焦点を当てる。使われる言語変種は,ことば行為とことば事件の種類によって異なる。この問題を明確にするためには,エティックではなく,エミックという分析方法をとるべきである。 社会言語学には…

序論&2章

1.序論 言語社会学は,主に二つの下位領域より構成されている。その一つは記述的言語社会学であり,もう一つは動的言語社会学である。記述的言語社会学の関心は「誰が何の言語(あるいは言語変種)をいつ,誰に,何の目的で話す(書く)のか」にあり,言葉…