目次

A.メイエ、大野俊一訳、『ヨーロッパの諸言語』Les langues dans l'Europe nouvelle三省堂、1943,346 + 6 p

本書は、印欧語比較研究・スラヴ語学者のアントワーヌ・メイエ(1866-1936)が1928年に刊行したLes langues dans l'Europe nouvelleの第1部を翻訳したものです。第2部は弟子のTesnieresが第一次世界大戦後のヨーロッパ各国の言語に関わる統計的情報を整理したもので、これは資料が古くなったことから、翻訳されていません。目次を掲げます。2009年度京都大学総合人間学部言語教育政策論演習で取りある予定です。



序論
第1章 先史時代
第2章 印欧諸語の伝播
第3章 ヨーロッパの印欧諸語
第4章 ヨーロッパ東部の非印欧諸語
第5章 語族
第6章 語族分類の実際的射程
第7章 言語と人種
第8章 言語と民族
第9章 言語と文名
第10章 言語の改新
第11章 統一と分化
第12章 共通語の伝播
第13章 共通語の分化
第14章 方言
第15章 学者語
第16章 国語の必然性
第17章 西ヨーロッパにおける文学語の確立
第18章 文学フランス語
第19章 ヨーロッパ地域別による言語状況
第20章 西ヨーロッパの言語状況
第21章 東ヨーロッパの言語状況
第22章 東ヨーロッパ諸国の国語
第23章 ヨーロッパ中央地帯の言語状況
第24章 バルト海地方
第25章 旧オーストリア=ハンガリー帝国中央ヨーロッパの二大スラヴ民族
第26章 バルカン地方
第27章 イディシュ
第28章 ソヴェート連邦内の諸言語
第29章 国語の不便
第30章 言語的孤立に対する反動
第31章 第二言語として大文明語を使用すること
第32章 ラテン語と近代諸言語
第33章 スラヴ語族
第34章 人工語の試み
結論