公開研究発表会のご案内

北海道大学情報基盤センターの共同研究プロジェクトの一環として国際公開シンポジウムを行います(去年に続いて第三回)

テーマ:「ICT+自律学習+動機づけ」

人件費が削減される一方で,コンピューターによる学習にはそれなりに予算が付き奨励される時代です。
語学をやるのに機械が相手という環境の中,学習者の動機づけはどうなのか。
今回は,共同研究者である京都大学のメンバーに加えて,ナンシー大学の自律学習の専門家フランシス・カルトン教授,言語の専門家を少し離れて,自律学習における学習者の心理に迫る東京学芸大学教育心理学の専門家,上淵 寿准教授,教育工学・学習科学の観点から言語環境を考える教育開発・支援センター准教授の山田正寛准教授,をお迎えして,より広い観点から自律学習と動機づけについて考えるシンポジウムです。寒い季節ですが,皆様,是非お運びください。

日時:2月19日(土) 13:00—17:30
場所:北海道大学情報基盤センター北館4F会議室
参加費:無料
お問い合せ:
北海道大学メディア・コミュニケーション研究院 長野 督
koh@imc.hokudai.ac.jpまでメールにて御連絡ください.(当日参加自由)

プログラム(フランス語発表は逐次通訳付き)

「ICT+自律学習+動機づけ」
1 西山教行(京都大学):外国語学習・教育の動機と目的:社会的共通資本を手がかりとして

2 Jean-François Graziani (京都大学): Le CECR (2001-2011) : motivation de l’apprenant, professionnalisation de l’enseignant et harmonisation des politiques linguistiques. L’invention d’une norme internationale pour les langues vivantes ?
 (ジャン=フランソワ グラズィアニ:『ヨーロッパ言語共通参照枠』 (2001-2011I) ー 学習者の動機づけ、教師の専門職化と言語政策の調和 現代語の国際評価基準の作成)

3 上淵 寿 (東京学芸大学):自律学習と動機づけ,教育心理学の観点から

4 Francis Carton (ナンシー大学): L'apprentissage de langues en contexte TIC: non dépendance et autonomie.(フランシス カルトン:ICT 環境での言語学習 ー 自立と自律」)

5 山田政寛(金沢大学):学習の動機づけのための協調学習環境のデザイン

6 大木 充(京都大学):ICT と自律学習と動機づけ
 司会:長野 督・田辺 鉄 (北海道大学