9月18日開催:リテラシーズ研究集会「複言語・複文化主義と言語教育」

http://literacies.9640.jp/#news30
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●日時 :2009年9月18日(金)9:30−17:00(時間は予定)
●参加費:500円(予稿集付)
●ところ:早稲田大学早稲田キャンパス(建物はおってお知らせします)
●テーマ:「複言語・複文化主義と言語教育」に関するもの
●企画担当:細川英雄(早稲田大学国際学術院日本語教育研究科:日本語教育
      西山教行(京都大学大学院人間・環境学研究科外国語教育論講座:
      フランス語教育)
●主催:リテラシーズ研究会
●共催:早稲田大学日本語教育研究センター言語文化教育研究会
●後援:くろしお出版
●お問い合わせ:リテラシーズ研究会 literacies@9640.jp

プログラム
(発表者名は代表者)

9:30 開場・受付開始
10:00 開会
細川英雄:開会のあいさつ
西山教行:研究集会の趣旨説明と展望
10:30 理論考察(司会:西山教行)
長谷川秀樹:周縁ヨーロッパにおける複言語主義と地域語 — フランス・コルシカ島の事例から 小間井麗:学校教育レベルでのCEFR導入と複言語・複文化主義 — CEFR推進国フランスにおける動向とその考察

事例研究(司会:三代純平)
山川智子:近隣諸国との関係構築のための『複言語・複文化主義』 — 概念の原点に立ち返り,言語教育と教科教育との連携の可能性を考える
山本冴里:「JF日本語教育スタンダード」における複言語・複文化主義 — 日本の言語政策の「異なる可能性」を探る
松井孝浩:複言語・複文化主義とビジネス日本語教育研究 — 経済産業省「社会人基礎力」の検討から

12:00 ポスター発表(会場ロビー)
中村義実:多文化共生時代の言語教育 — 地方からの視座
佐野彩:世界の言葉とつき合うための導入教育 — 《複言語のすすめ》パンフレットの試み
富谷玲子:複言語・複文化主義的視点からの地域日本語教育批判
倉舘健一:行動中心主義と初習外国語クラスでの意識の変容 — Webを通じて開ける世界
藤浦五月:サイバースペースにおける複言語話者の日本語活動
五十嵐玲美:異文化・複文化アプローチ型言語教育の可能性について — 文化とイメージの考察から
山崎吉朗:複言語eラーニングの推進及び免許状更新多言語講習の実施
吉田ひと美 外国語習得を支えた動機

13:30 言語能力(司会:牛窪隆太)
大平幸:日本語学習者における複数のジャンルの獲得 — ある日本語学習者へのインタビューを通して
村田晶子:実践共同体における複文化・複言語主義 — 大学院研究室と企業での談話の分析から複文化・複言語主義の可能性を探る
尾関史:「移動する子ども」として成長した大学生の複数言語能力に関する「語り」の分析

地域言語(司会:牲川波都季)
林初梅:郷土言語教育の導入と学校現場の葛藤 — 多言語社会台湾におけるリテラシーエスニック文化の継承
金英実:中朝バイリンガルの複言語複文化意識 — 「ことば・みんぞく・くに」を中心に

14:45 アイデンティティ(司会:山川智子)

辻恵美:パーフォマティブ論の観点による言語,文化,アイデンティティの再構築の試み — 言語,文化の解体と再構成
尹チョジャ:在日コリアンアイデンティティと名前
中山亜紀子:日本で大学生として生きる — 韓国人留学生のライフストーリーから

実践(司会:塩谷奈緒子)
福田浩子:言語意識教育 — 多言語・多文化に開かれたリテラシー教育を目指して
石井容子:言語と文化への気づきを学習者間で共有する活動が果たす役割 — 「研修活動の記録」と「週フィードバック」の分析から
林和子:複言語・複文化主義と開発教育の共通項に関する一考察 — 開発教育教材を利用した日本語教育の授業実践から

16:30 閉会
細川英雄:研究集会のお礼と今後の展開,展望

17:00 閉会